五十肩

症状

腕を挙げると痛い

結帯(けったい)動作で痛い

横向きで寝ると痛い


五十肩の症状は、 

  • 肩が前に上がらない
  • 肩が横に上がらない
  • 腰に手をあてようとすると痛む
  • 後ろに手が回らない(結帯動作:イラスト参照)
  • 後ろの物を取ろうとすると痛みが出る
  • 反対側の肩に手が回らない
  • 仰向けに寝ていると痛みが出る
  • 痛い方の肩を下にして横向きで寝れない
  • 痛い方の肩を上にして横向きで寝れない
  • 睡眠時にうずいて(痛くて)眠れない
  • 睡眠中、痛みで目が覚める
  • ふとした動作で激痛が走る
  • 痛みは消えたものの可動域が戻らない
  • 長い間、痛みが続いていてツラい 

など、症状は様々です。


原因

五十肩の痛みの原因(一例)

五十肩の原因は、 

  • 加齢による肩の内部の変性(腱板:けんばんが薄くなる・腱板が断裂しているなど…)
  • 転倒などで肩をケガして(痛めて)から肩が挙がらなくなった
  • 数日・数週間・数か月前からだんだん肩の痛みが出てきた
  • 数日・数週間・数か月前からだんだん肩の挙がりが悪くなってきた
  • 朝起きたら、突然肩が挙がらなくなっていた 

など、原因不明の場合も多く、医療機関で検査をして痛みの原因が判明するということが少なくありません。

 

その他に原因として考えられることは、私の治療経験上、「首・肩のこり」がひどい方が、

  • 最近、腕の上がりが悪くなってきた
  • 何気ない動作で肩に痛みが出る時がある
  • 痛い方の肩を下にして寝れない
  • 腕を上に挙げているのがつらい

などの症状を訴える方もいらっしゃいますので、首・肩のこりがひどい場合は「五十肩の原因になる可能性がある」と考えております。


治療

五十肩の治療としては、

  • 肩を痛めている期間
  • 肩の可動域
  • 痛みの部位
  • 痛みの出る位置・角度
  • 肩周囲の筋肉の張り 

などを確認し、

  • 肩の痛みに関連している筋肉
  • 可動域制限に関連している筋肉
  • 治療経験上のポイント

をマッサージや鍼でしっかりとゆるめ、

  • 肩が前に上がらない
  • 肩が横に上がらない
  • 後ろに手が回らない
  • 後ろのものを取ろうとすると痛みが出る
  • 反対側の肩に手が回らない
  • 仰向けに寝ていると痛みが出る
  • 痛い方の肩を下にして寝られない
  • 睡眠時にうずいて(痛くて)眠れない
  • 睡眠中、痛みで目が覚める
  • ふとした動作での激痛
  • 痛みは消失したが可動域が戻らない
  • 長期間痛みが続いている

などの症状が最大限改善(「痛みの消失」「可動域の改善」)できるよう治療していきます。

なお、

  • 病院には行かずにマッサージや鍼で治したいとお考えの方
  • 医師から「数か月の経過観察(保存療法)」と診察を受け、病院のリハビリと並行してマッサージや鍼で治したいとお考えの方
  • 注射を打っても痛みが改善しない方
  • 医師に手術をすすめられているが、手術をせずにマッサージや鍼で治したいとお考えの方
  • 手術後、痛みは無くなったものの、可動域の改善(腕が上がらない・腕が後ろに回らないなど)がおもわしくない方
  • 手術後、痛みも可動域もおもわしくない方 

などの方々も、肩の関節周囲の筋肉をゆるめることで、痛みや可動域が改善する可能性がございますので、 是非、当院にご相談・ご来院いただければと思います。

 

五十肩の症状が、

  • 時間の経過とともに痛みが無くなった
  • 可動域(動く範囲)の左右の差が無くなった

など、症状が改善された方は良いのですが、患者さまによっては、

  • 可動域に左右差があるが痛みが消えればそれでいい
  • 多少痛みがあり可動域も制限があるが、睡眠時のうずきが無くなればいい
  • 痛みを消失させ、肩の可動域もできるだけ左右の差を無くしたい 

など、患者さま個々で最終目標に違いがあり「ゴール地点が難しい症例」でもあります。

 

肩の内部(関節唇:かんせつしん・靭帯:じんたい・腱板:けんばん…など)の損傷が起きている場合は、状態によっては医療機関で「注射」や「手術」による治療の可能性もあるようですので、 「痛みの消失」「正常な可動域」を最終目標とされていて、

  • 痛みが長期間続いている方
  • 症状に対して不安のある方

は、まずは「整形外科(可能であれば専門医)」を受診していただき、痛みの原因を解明して、医師から方向性を示していただいてから、当院の施術をお受けいただければと思います。

  • その他、お困りの症状がございましたら、最大限痛みの消失や軽減、動作が改善できるように治療いたしますので、是非、ご相談・ご来院いただければと思います。
  • その他の各症状の治療方針に関しましては「その他の治療」の該当する項目からご覧ください。