ランニングによる腰痛

症状

ランニングによる腰の痛みや張りの症状は、 

  • ランニング中、だんだん腰や背中が張ってくる
  • ランニング中、だんだん腰や背中が痛くなってくる
  • 腰や背中の痛みや張りで、走りの姿勢を維持できない。
  • ランニング中、だんだん背中が丸くなってくる(猫背になってくる)
  • 背中の張りや痛みで肋骨(胸郭:きょうかく)が開かない感じがし、呼吸が入りにくくなる
  • 背中の張りで腕が振れなくなってくる
  • 背中の張りがあり、自分のイメージ通りに腕が振れない
  • 一定の時間や距離は走れるが、それ以上になると腰や背中に痛みや張りが出てそれ以上走れなくなる

など、腰の痛みや張りがランニングに影響が出ることが多々あります。


原因

ランニング時の腰の痛みや張りが出る原因としては、 

  • 練習や試合の蓄積疲労
  • 強風や気温の低い日などの悪天候下での練習または試合
  • 練習量や練習強度の急激な増加
  • 高い練習強度が続いている
  • 腰が落ちた走り方(常に膝や股関節が曲がっている走り方)をしている
  • 背中や腰の筋肉で姿勢の保持をしながら走っている
  • 練習量(練習強度)に対してのケア(治療など)不足
  • 練習量(練習強度)に対してケアが追いつかない状態
  • お仕事などで慢性的に背中や腰に痛みや張りがある

など、様々な原因が考えられます。

治療

ランニングによる腰の痛みや張りの治療としては、

  • 背中の痛みや張りを訴えている部分
  • 腰の痛みや張りを訴えている部分
  • 背中・腰の痛みに関連している筋肉
  • 呼吸を入りにくくしている筋肉の張り
  • 股関節の可動性
  • 胸郭の柔軟性

を確認し、

  • 背中・腰の張っている筋肉
  • 背中・腰の痛みや張りに関連している筋肉
  • 呼吸に関連している筋肉
  • 胸郭の柔軟性に関連している筋肉
  • 背中や腰の筋肉をゆるめる治療経験上のポイント

をしっかりとゆるめ、 

  • 背中・腰の痛みや張りの消失
  • 呼吸への影響の改善
  • 胸郭の柔軟性の獲得 

を目標に治療していきます。

 また、治療の際、

  • 腰が落ちない走り方にするために強化すべき筋肉
  • 腰が落ちない走り方にするための股関節の可動性の重要性
  • 胸郭(きょうかく)の柔軟性を出す体操
  • 背中・腰に負担をかけないランニング姿勢の保持 

などのお話もさせていただきます。

「陸上競技のその他のスポーツ障害」に関しましては、「陸上競技のスポーツ障害」の各項目からご覧ください

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